2012年08月12日

ミュージカル「エリザベート」とエリザベートツアー（ウイーン市内観光）

ライムント劇場

2012年9月5日からはライムント劇場で、ミュージカルのヒット作「エリザベート」の記念公演版が上演されます。ドイツ語ミュージカル史上最大のヒット作となった作品は、エリザベート皇妃の生誕175周年を祝うばかりではありません。作品そのものが記念すべき年を迎えたのです。ウィーンでのプレミアから20年、「私は私だけのもの」は全世界を席捲しました。ミュージカルはドラマチックで波瀾に富むエリザベート皇妃の生涯を辿り、彼女の行動と苦悩を通して、過ぎ去ったハプスブルク王朝時代をステージに再現するものです。

もちろん、シシィ・ファン必見のアドレスは、ホーフブルク王宮のシシィ博物館です。皇帝の部屋見学コースにあるこの博物館では、エリザベート皇妃の伝説に真実が対比され、シシィの様々な愛用品も展示されています。2012年春には、皇妃のバスルームが再現され、画家フランツ・クサヴァー・ウィンターハルターが制作した世界的に知られる皇妃の肖像画も修復されました。2012年9月からは、同博物館で皇妃の4人の子供たちが紹介されます。

シシィ・ファンの、もうひとつの巡礼地は、ハプスブルク皇帝の夏の離宮シェーンブルン宮殿です。宮殿に隣接するヴァーゲンブルク（馬車博物館）にはシシィの小道があり、婚礼から1898年の悲劇的な死までを辿ります。皇妃が愛用した豪華な馬車、ポートレート、衣装、乗馬用具などが展示されています。市民庭園（フォルクスガルテン）の静かな一隅にあるエリザベート皇妃の記念碑も、一見に値します。ラインツァー・ティアガルテンにあるヘルメスヴィラは、シシィが「夢の宮殿」と呼んでいました。彼女の永眠の場は、カプチーナ教会の皇帝墓所です。シシィの思い出の甘い締めくくりは、かつて帝室御用達だったデーメルです。ここでは今も、シシィの大好物だったスミレの砂糖漬けが生産・販売されています。

オーストリア皇后エリザベート神秘の謎を解く

1898 年9 月10 日世界中を驚かすニュースが流れました。オーストリアの皇后エリザベートが、スイスのレマン湖のほとりにて、イタリア人の無政府主義者ルイージルッケー二に心臓を一突きされ、暗殺されてしまったのです。それまではあまり注目されておりませんでした彼女が、脚光を帯びるようになりました。エリザベートにまつわる沢山のミステリアスな人生を、専用車と専属ガイドが、皆様にご紹介させていたきます。シシーファンに是非お勧めのツアーです。