現地スタッフより
その二:ウィ-ンの公共交通機関
日本と違ってとても便利なのが、ウィ-ンの公共交通機関で、トラム、地下鉄、バスがすべて共通の切符で乗り降り自由にできます。改札がないので、勝手に乗り継いでも誰にも咎められないような気がするのですが、時々私服の検察係りが突然現れ、有効な切符を持っていないと、次の停留所で降車を強いられ、罰金約70ユ-ロほどもとられますので要注意。
毎日通勤していても、月1度ぐらいしか検察係りには遭遇しませんが、おおかた1車両で結構1人はつかまっているようです。ある知り合いが、トラム内に突然検察係りが現れた際、実際は無賃乗車をしていたのですが、どさくさにまぎれて、まわってきた検察係りに、「トラム内の券売機で切符を買おうとしたが、こわれていて買えなかった」と口からでまかせを言ったのですが、それを聞いた検察係りが車内券売機を調べたところ、本当に壊れていて、助かった、なんていう冗談のような本当の話もあります。
また、ス-ツ姿の紳士が、検察係りをトラム後方に見かけたとたん、トラムが停車するやいなや、一目散に降車して走って逃げ、あまり速かったので、検察係りも追いかけられなかった、なんていう現場を目撃したこともあります。そういう私も実は、過去20年間に2回つかまっちゃいました。みなさんは、きちんと、有効な切符をご購入くださいね。